【塾講師が教える】九州大学の英語試験の対策方法
この記事は「塾講師が教える九州大学の2次試験の英語対策法」です。
筆者の私は塾で九州大学だけでなく他大学の受験対策も行っていますのでその経験を活かした対策法を紹介したいと思います!
九州大学二次試験の英語は全学部共通ですので、九州大学を受験しようとしている人は参考にしてみてください。
試験の構成と特徴
・120分の試験で大問は5つ
・旧帝大の中でも比較的解きやすい
・英作文で時間がかかると時間が足りなくなる
・九州大学を目指す受験生のレベルで考えると、高得点が取れやすく差がつきにくい
試験のレベルと特徴
・単語レベルは共通テストから多少上がる程度
・全体的に文量が多いので、スピード感を持って解いていく必要があります
・英作文をたくさん練習して上手に書けるようにしておけば、英作文から書き、長文に戻って解くといった解き順がおすすめ
解答のコツ / 解答順
大問1:長文読解
大学のレベルからすると比較的解きやすい問題である。最後にある内容一致問題と下線部の説明問題を並行して解いていくと時間短縮につながるだろう。語彙力、読解力をつけるために、過去問を中心に練習するとよい。
大問2:長文読解
和訳問題は、そこまで難解なものはないが、文構造がわかっていないと訳すのに苦労すると思われる。主語と動詞、目的語がどこか、修飾関係がどうなっているかをきちんと把握して和訳しないと、わかっていないとみなされて減点されてしまう可能性がある。構文、熟語も基本的なものは頭に入れておく必要がある。大問1と同様、内容一致問題も意識しながら他の問題に取り組もう。
大問3:長文読解
大問2とほぼ同じ。それほど難しくないがためにミスが許されない。丁寧に和訳、説明することを意識して対策をする必要がある。内容一致問題は「合致しないもの」になっている。見落として「合致しているもの」を選んでしまわないように、どの大問も、問題文をしっかりと見て、ポイントに下線や〇をつけて解き間違えることのないようにしましょう。
大問4:英作文
日頃からいろんな話題に興味を持ち、それに対して自分の意見をアウトプットする練習が必要となる。ある年の問題では「日本の人口減少によってもたらされるメリット」について書くよう求められているので、「日本の人口減少=ネガティブなこと」としか思いつかない受験生は英語を書く以前に書く内容が思いつかないかもしれない。柔軟な意見を持てるように、広い視野を養っておきたい。
大問5:英作文
AかBかどちらがいいか、と問う問題が出題される。どちらで書いても点数に差が出るわけではないので、自分の本音ではなく「意見が書きやすい方」で書くとよい。問題を読んでからAとBそれぞれを選んだ時の意見を箇条書きで出してみて、書きやすそうなものを選択して書き進めるとよい。80単語なので、それほど長くはないため、あらかじめテンプレートのように自分なりの書き方を決めておくと時間短縮で書き上げることができるので、過去問を使ってたくさん練習しましょう。
私がオススメする対策本や方法
・過去問をしっかりと対策する。
・「やっておきたい英語長文」や「英語長文レベル別問題集」など、シリーズになっている長文問題集の標準レベル→難関レベルと解いておくとよい。「やっておきたい英語長文700」「英語長文レベル別問題集5上級編」まで徹底的に復習することをオススメ。




過去問題
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執筆情報
筆者 : myun3 / 塾講師